こんなことってあるか?

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月末の納会後、帰路についている電車の中。
程よい酔いに身を任せ、車中揺られていた。

すると、ラフな格好をした40代くらいの男性が目の前に立ってきた。片手に小汚いカバー、よく書店で本を買うと無料でつけてくれるやつ、をつけた漫画(チラリと中身が見えた)を持ち、読んでいる。

僕のセーフティ・ゾーンに余裕で侵犯してくるほどの距離感。

そこまで近いと気になってくるのが、「におい」である。通勤時あるあるによく出てくる体臭ではない。「本」のにおいだ。ブックオフに行くとよくある、人が使い込んだ本のにおいだ。手垢のにおいとでもいうのだろうか。

酒を飲むと感覚が鋭敏になるなどという話は聞いたことはないが、その「におい」が気になり始め、意識すまいとすればするほど、気になってしまう。

ついには気分が悪くなり、目的の駅の遥か手前で降りてしまった。いま、この文章を駅のホームで書いている。

自分がこんな繊細かつ鋭敏な人間だと思わなかった。思わず、焙煎豆職人になれるのでは、と勘違いしたほどだ。

加えて、僕の愛すべき本がこんな暴力装置になるのかと驚いた。

やれやれ。

相当酔ってるな。
今日も1日が終わる。