甘くて苦い

時たま、こんなことがある。

朝早くにふっと目が覚めて、中途半端な微睡みの中、過去のいろいろなことがぷかりぷかりと浮かんでくる。

そうして、静かで清澄な朝のはずなのに、ベッドの上でとても孤独な気分になる。

今朝は学生時代のことを思い出した。

のっけからぶっこむが、僕のことを好きになってくれた女の子がいた。大学1年の時である。

駅のホームで、「この行事が終わったら伝えたいことがあるの」。そう言って別れた後日、同じサークルに所属していた男がその女の子に告白し付き合い始めた。

その男はなぜか、その子と付き合い始めるにあたり僕個人に対してメールを送ってきた。「僕は、〇〇(女の子の名前)さんと付き合っています」と。

何の脈絡もない、一方的な宣言。

たしかにその子のことはとても素敵で魅力的だと思っていたが、付き合うという発想までは持っていなかった。ただ、ずっと友だちであれればいいな、と思っていた。

男から何か強烈なライバル意識のようなものを感じ、突然送られてきたメールにとても戸惑ったことを覚えている。

何はともあれ、男は勇気を出し、その子に告白したのだ。そこは賞賛されるべきだ。

その後もそのサークルで活動し(僕は途中で辞めてしまったが)、そこでできた仲間とはとても仲良くなり、社会人になった今でも顔をあわせる機会がある。

その女の子と男は学生時代を通して、交際し、社会人になってから結婚。今年子どももできるそうだ。



そんなことを今朝思い出していた。
朝、1人ベッドで横たわっている自分の境遇に思いを馳せ、おそらく2人のことを思い出したのだろう。我ながら相当なバカである。



このブログを書いているうちにすっかり覚醒してしまった。こんな日は、さっさと身支度を済ませ、外に出てしまうに限る。やれやれ。

今日も1日が始まる。