優先順位の問題

今日のことである。

仕事中、姉から突然、電話がかかってきた。

母から、姉がいま実家にいると聞いていたことと、祖母が入院している(祖母は実家がある、同じ市内にいる)ことの2つの事実から、もしかしたら悪い報告なのではないかと予感した。

最近、父方の祖父が亡くなったこともあり、ここで僕が少し慌ててしまったのが、よくなかった。折り返し電話をしたが、つながらない。LINEでメッセージを送ってもすぐレスが返ってくるわけでもない。緊急性が高いことなのかもわからない。

何十分かして、姉から再び電話がかかってきた。慌てて職場を抜け出し、対応し出てきた姉の一言は、

「明日、帰ってくるんだよね。お見舞いに行くんだから11時には、着くようにしてね」

というものだった。

ここで今日、僕は2つ目の間違いを犯す。

僕はここでキレた。

果たしてその内容は仕事中に電話をかけてくるほどの内容か、LINEでいいじゃねぇか!と。思わず感情的になってしまい、文句を言った。

が、
ここで姉が「ごめんねぇ〜(テヘペロ)」くらいの反応ならばよかったのだが、予想以上の反撃があった。

「はぁ?何であんたがキレんのよ!」と。

こりゃやばい、と思った僕は、一旦ここで話を切る。

そこでおさまらなかった姉は、LINEで以下のような内容のメッセージを送ってきた。

「たいへんなのはあんただけじゃない。私だって子育てで忙しいんだ。気を遣ってもらいたいからって、ああいう態度を取るんじゃない。それに、仕事で電話に対応できないようなら、LINEでもメールでもメッセージを送ってくれればいいじゃないか」

電話で話をしている時に、後ろの方で子どもがギャン泣きしているのがわかった。姉もだいぶ疲れていたのだろう。そこに僕が当たりの強い返答をしたものだから、思わず迎撃態勢に入ったのだろう。

言い分の半分くらいは、理解し納得できたが、残り半分は納得できなかった。

いま、祖母が入院しているという状況、かつ、仕事をしている真っ最中、そんな中、普段スタンダードな連絡手段ではない「電話」がかかってくるということがどういうことを意味する(印象を与える)か想像がつかなかったのか、と。


冷静になってこれまでの問題を振り返ると、姉は僕の態度や対応を問題にしているようだが、僕が言いたいのは、「優先順位の違いによる(相手の状況を考えた上での)連絡手段の選び方、連絡の取り方」についてである。互いの言い分は平行線をたどり、永遠に交わることはないだろう。

しかし、姉の感じた問題は、僕にも理解できることだが、僕が感じる問題はおそらく、姉には理解できないだろう。これは理解力の問題ではない。生活環境の問題だ。

サラリーマンと主婦とでは、まったく住んでいる世界が違う。その当たり前な事実に気づいていなかった自分がいる。

理解してもらいたいのなら、理解してもらう努力をしなければならない。

住んでいる世界が違うのならば、まずはいま自分がいる環境(サラリーマンの生活)、いま感じていることを説明するべきだった。それからクレームをつけても全然遅くないのだ。


※ 一応補足。姉とその旦那は、音楽家であり、サラリーマンがどんな生きものなのか理解しにくい環境にいる。


想像の世界であっても、同じ立場に立ってもらえればもう少し穏便に話が済んだだろう。
 
それが今回の反省点。










とはいえ、仕事中に電話かけてくんな!ばーかばーか。