友情は組織の論理に勝る、ってお話〜「ミッション・インポッシブル ローグ・ネイション」の鑑賞を終えて

《注意:ネタバレあるよ》

 
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訳あって今、静岡にいる。

 
次の用事まで時間があったので、すぐ入れた「ミッション・インポッシブル ローグ・ネイション」を鑑賞する。
 
この物語は、イーサン・ハント率いるIMFとソロモン・レーン率いるシンジゲートの対立を描いている。
 
IMFは、ご存知のとおり、世界(特にアメリカ)に仇なすテロ組織に鉄槌を下す組織であるが、過去の無茶な作戦行動(とその成功)により、実は、今までの活動が自作自演なのではないかとCIA長官のハンリーからにらまれる。そのような状況なので、イーサンがようやくしっぽをつかんだ謎の犯罪組織、シンジゲートの存在まで疑われてしまう。
結局、IMFは解体され、IMFのメンバーはCIAに取り込まれてしまう。そんな中、イーサンは、単独でシンジゲートを追おうと考えるが、損得勘定抜きにした友情からベンジー、ブラント、ルーサー(あと終盤にイルサ)が次々とイーサンの元に集結する。
 
一方、シンジゲートは、元々はイギリス諜報部員だったレーンが、国の命令により暗殺に明け暮れ、自分を見失ってしまった結果、生まれた組織である。レーンは「悪いのは、社会システムである」と結論づけ、各国の元諜報部員を集め、テロ活動に邁進する。
 
シンジゲートにおいては、目的達成が至上命題とされ、それにそわない構成員には容赦のない制裁が下される。
 
皮肉なことに、レーンは国家が自分にしたこととまったく同じことを構成員にしている。
 
シンジケートは、冷徹な論理で動くならず者の集団とすれば、IMFは、たとえ少数であっても、友情で固くつながった「チーム」である。
イーサンは物語中、何度も苦難に見舞われ、くじけそうになるが、仲間という信じられる存在があったからこそ最後まで乗り切れたのだろう。そこがレーンとの最大にして不幸な違いだ。
 
本作は、同じスパイ映画である、「クレイグ」007と比べると、大分甘っちょろい気もするが、これはこれで大好きだ。
 
 
前作ゴーストプロトコルに引き続き、相変わらず派手なアクション、ロケーションでそれを見るだけでも価値がありそうだ。
それと、映画を観終わったあとに見た、メイキング映像で気づいたのだけど、本作でもJJエイブラムスが関わってるんだね。JJが関わっている作品はどれも好きだ。
 
評価:★★★★★